❶人と自然が共存“くじらに逢える町 黒潮町”

高知県幡多郡黒潮町に広がる土佐湾は、黒潮(日本海流)による温暖な気候と、四国山地からの栄養豊富な水が日本最後の清流といわれる四万十川を伝って海へながれ豊かな自然にみちています。そのため黒潮町は、カツオの一本釣り漁をはじめ、古くから漁業が盛んで、自然とうまく付き合いながら暮らす人びとの営みや文化が息づく町です。

この豊かな自然と人びとの文化が、ニタリクジラをはじめとする生きものにとってとても住みよい環境を育み、黒潮町では一年を通じてその姿を目にすることができます。


❷ニタリクジラをはじめとする生き物たち

餌や繁殖場を求めて回遊をするクジラですが、土佐湾は生態系がしっかりしているためここに住むニタリクジラは、1年中とどまっている個体が多いといわれ、毎年黒潮町で行われている個体識別を主とした調査では、現在55頭のニタリクジラが確認されています。

そのため、高い確率で私たちの目を楽しませてくれるニタリクジラは、そのスラリとした優美な体付きと、船が近寄ってもあまり警戒しない穏やかな性格から、「海の貴婦人」とも呼ばれるとても美しいクジラです。

また、ニタリクジラ以外も、200頭近くの群れで泳ぐさまが圧巻のマイルカ、とても好奇心が旺盛で船が近づくと遊びに来てくれる人懐っこいハンドウイルカ、一方、ウォッチング船が近づいても興味を示さず逃げることもしないマイペースなハナゴウドウ、彼らが群れている場所の近くにはニタリクジラの気配アリ!のオオミズナギドリなど、個性豊かな楽しい仲間たちに出会うことができます。

❸ホエールウォッチングのルール

1988年に小笠原で始まった日本のホエールウォッチング。ここ黒潮町では、全国で2番目に早い1989年8月から事業を開始(大方ホエールウォッチング)。さらに1994年からは毎年クジラの個体識別を主とした生態調査にも取り組むなど、クジラの保護のために自主ルールを運用しながら今日まで進めてきました。

しかし自主ルールはクジラたちと直接話をしたということでもないので、これが一番正しいとは言い切れません。だからこそ長年クジラたちと付き合いの深い漁師がウォッチングの案内人となることで自主ルール+の応用ができ今もなおクジラたちとのよい関係が築けており、たくさんの方にクジラたちに逢う喜びや感動をお届け出来ているのです。

自主ルールとマナー

ヒゲクジラ

  • 300m手前から減速する。
  • 限界至近距離100m
  • クジラの進行方向を遮るような行動をしない。
  • クジラから接近してきた場合、低速で離れるか停船状態とし100m以上離れるまでこの状態を保つ。

ハクジラ

  • 100m手前から減速する。
  • 限界至近距離50m
  • イルカの進行方向を遮るような行動をしない。
  • イルカから接近してきた場合、低速で離れるか、停船状態とし、100m以上離れるまでこの状態を保つ。

禁止行為

クジラの進路を妨げる行為

海岸に追い詰める行為

親クジラと子クジラの間を裂く行為

❹生き物に優しく、長い付き合いを目指して

近年、クジラやイルカを観察するツアーは全国に広がり、新しく参入する事業者が増加しているため、2014年6月4日、ここ黒潮町を含む北海道から沖縄までのクジラやイルカのウォッチングを行う関係者で協力して、初の全国組織「日本クジラ・イルカウォッチング協議会(JWDC)」を設立しました。
同協議会では、地域間での情報交換を積極的に行い、クジラやイルカなどの海洋生物をはじめ自然に対して害を及ぼさないような優しい観察の共通ルール作りや、レベルの高いガイドの養成などに取り組んでいくことが決定されました。

ホエールウォッチングは、人がクジラたちの私生活を観察しに行くということです。むやみに船を走らせ彼らの生活を脅かすことはしてはいけません。
大方ホエールウォッチングとしても野生動物と人、お互いにとってより良いウォッチングにすることを目指し今後も活動していきます。全国各地・海外からもたくさんのお客様にお越しいただきクジラ・イルカ達に逢う喜びや感動を与え続けていきたいと思いますので、今後ともみなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。高知へお越しの際は、ぜひ黒潮町まで足を延ばして、野生のニタリクジラやその仲間たちに出逢いにきてくださいね。

大迫 綾美

ようこそ!大方ホエールウォッチングへ♪
電話や窓口、船上ガイドなどなど、いろんなところに出没する大迫です!
初めて乗船される方も、どうぞお気軽にご相談くださいね。

それでは、ニタリクジラやイルカたちのもとへ案内してくれる、優しく・頼もしい船長たちをご紹介します。
スタッフ・船長一同、お越しいただけるのを楽しみにしています♪

船長たち

松田 達治

西地 章二

植野 真也

澳本 傑

竹添 豊和

松田 澄男

浜田 快周

松田 直人

Scroll Up